らあめん放浪記 其之拾七

≪江ぐち≫ @三鷹

今日は、久しぶりに 「老舗ラーメン店探訪」 をしてみました。場所は三鷹。王道の中央線沿線です。

駅を出て南口へ。ロータリーから伸びる商店街を、歩いて1分ほどの雑居ビルの入り口に、シンプルな看板が出ていました。
P6210517

地下への階段の途中にも、入居店舗の看板が出ています。この辺は、雑居ビルの雰囲気を醸し出しています。
P6210518

地下への階段を下り切ると、正面に ≪江ぐち≫ の店舗が姿を現します。
P6210520

11時30分をちょっと周ったところでしたが、店内はほぼ満席でした。厨房を囲む形で作られた “コの字” 型のカウンターに腰を下ろし、迷わず 【チャーシューメン】(\550)を注文します。

厨房では、親父さんが麺茹でとスープを担当し、おばちゃんが仕上げに、具を右手で摘んで、ひょいひょいと麺の上に載せていきます。

P6210522
こちらが、≪江ぐち≫【チャーシューメン】 です!おばちゃんがヒョイと摘んだチャーシューが、丼一面に載っています。かなりアバウトな盛り付けです。
その一方で、ナルトだけは、きちんと “のの字” に置かれています。

まずスープですね。醤油だれ(かえし)の味が際立った、かなり甘めの味わいです。動物系どころか、魚介の香りもあまり立っていません。厨房のスープの寸胴を覗くと、定番の香味野菜と、鶏ガラが見てとれます。時間を掛けて、沸騰させずじっくりとスープを採っているのでしょう。

そして麺ですが、こちらがこのお店の特徴というか、独自の物なのです。
まず見た目ですが、中華麺というよりは、日本蕎麦と思える程、灰色がかっています。これは、麺に全粒粉の小麦を使用している為です。
また、麺のシェイプも縮れ麺でなく、ストレートタイプの太目の麺です。所謂 “中華そば系” では、確かに珍しいタイプの麺を使用しています。日本蕎麦では、『田舎そば』 風のしっかりした印象です。

その見た目の印象そのままに、食感も個性的で、しっかりとした噛み応えが有ります。あっさりとしたスープに、ストレートの固めの麺。この組み合わせは、タブーとも思えるのですが、どうしてどうして、対極の個性が丼の中でひとつになって、≪江ぐち≫ の味を創り出しています。

具のチャーシューは、薄切りのバラ肉で、数えてみたら12枚入っていました。厚切りのチャーシューでは、このラーメンの味を邪魔してしまう気がします。この薄切りのお肉だから、まとまった一杯が仕上がるのでしょう。それにしても、【チャーシューメン】 と言うより、【肉ソバ】 って感じですね。
やっぱり、50年近い歴史って、侮れませんネ。次回は 【五目ラーメン】 ですかね。

食べ終えてお店を出て、時計を見ると、まだ時間に余裕があったので、お向かいの喫茶店 ≪リスボン≫ で、お茶してみました。
このお店が、またナイスでした。メニューを見ると、デフレ・スパイラルに陥ったかの様な価格設定で、【ミルク珈琲】が、アイスで¥370という破格値なのでした。うーん、2度ビックリですね。恐るべし、三鷹! とても贅沢な気分を味わえました。

<追記>
そーいえば、このお店がモデルの小説(エッセイ)が存在します。
『小説 中華そば 江ぐち』 です。皆さんも、一度読んでみては?


☆今日のVICK & OTTEY☆

004_4   006_9
<おやおや、お二人さん、ダレダレですね。>

011_1
<でも、だからって、その寝相は・・・>

| | コメント (1) | トラックバック (0)

らあめん放浪記 其之拾六

≪漢珍亭≫ @荻窪

今日は、久しぶりにラーメンを食べたくなりました。
そこで、最近お気に入りの荻窪へ、足を運んでみました。

本日のお店は、駅北口を出てすぐ、「タウンセブン・ビル」 に在る、≪漢珍亭≫ です。
P5170461

実はこのお店、マスコミなどでは余り採り上げていませんが、ラーメン激戦区として名を馳せた荻窪地区でも、1・2位を争う老舗ラーメン店なのです。確か昭和20年代初期の創業だったと思います。

私が始めて買った “ラーメン本” である 『ベスト オブ ラーメン』(麺’s CLUB編・文春文庫ビジュアル版) <1989年10月10日 第1刷 / 1991年11月25日 第5刷>にも、このお店は載っていました。

ここで、この本に掲載された時のコメントを引用してみましょう。
「店主は台湾から帰化した人だけに、故郷の面影を色濃く残した豚骨と鶏ガラだけの本式スープが売り物。」
「もともとは、○仁という店名だったけれど、荻窪には○がつく店が多いから改名することになり、台湾時代の姓の “簡” を直して、漢珍亭を名乗る。」 とあります。

≪漢珍亭≫ が載っているページの右頁には、≪丸福≫ が掲載されています。(メニューは 【玉子そば】 です。) ちなみに、≪丸福≫ の創業は、昭和26年となっています。
予備校時代の友人で、荻窪生まれ荻窪育ちの虎ちゃんは、「地元の人間の間では、丸福の玉子そばが、やっぱり一番だな。」、と言っていました。
その、話題になる 【玉子】 ですが、≪漢珍亭≫ の方が先に出していた、という説もあり、この真偽は判りませんが、この話が話題になる事自体、両店の歴史が長いという証であると思います。

横道にそれましたが、今回は 【ラーメン】(\580)に、【煮玉子】(\90)をトッピングします。丁度同じ頃に入店した、お年寄り2人も同じメニューを注文していました。

P5170462
いや~、ほんとシンプルです。チャーシューが2枚と、濃い目の味付けのメンマ、そして軽く湯掻かれたモヤシだけが、麺の上に置かれています。色みも、茶系の具材だけなので、より一層シンプルに感じます。

【煮玉子】 は、寸胴からお玉で掬われて、丼に「そっと」乗せられます。丁度その時に、漬け汁も一緒に丼に注がれます。
P5170464
その結果、漬け汁に使われている挽肉も、丼の中に確認する事が出来ます。(≪丸福≫ でも同様に、挽肉の存在が確認出来た事を、記憶しています。)

丼に顔を近づけ、スープの香りをかいでみます。煮干などの魚介の香りは、全く感じられません。その代わり、醤油の甘い香りが鼻先をくすぐります。
スープを一口飲んでみると、そのスープの特徴がいっぺんで解ります。
鶏ガラと豚で丁寧に採った、あっさりしたスープに、かなり甘めのカエシで味を利かせた、独特の味わいです。食道から胃にかけて、優しく染み込んでいく、そんなスープです。

麺はやや太目の中太卵麺で、スープと同様優しい喉越しで、ツルンと胃の中に消えていきます。

長々と書きましたが、細かい味の記述とか、感想なんかは、はっきり言って、どーでもいいですね。今でもお店があって、お客さんが足を運んでいる。その事実が全てなのでしょうから。


☆先日のVICK & OTTEY☆

015_1
<イタグレと遊ぶ VICK>

あれ、今日はOTTEYサンの出番は、、、

| | コメント (0) | トラックバック (0)

らあめん放浪記 其之拾五

≪天鳳≫ @六本木

今日は午前中に、今話題の 『Tokyo Midtown』 で商談があり、終わったのが11時をやや過ぎた頃でした。
午後も早々に予定が入っているので、「近場で昼飯を食うか。」、と思ったその瞬間、私の脳裏にあるお店が浮かびました。

六本木の老舗ラーメン店、≪天鳳≫ がそのお店です。
横断歩道を渡り、お店が入っている雑居ビルの前で目にしたのは、以前と変わらず置かれている、お馴染みのドラム缶です。
P4180409

11時30分前の店内には、サラリーマン3名のグループ客のみです。カウンターに座り、オーダーをオヤジさんに伝えます。

私がこのお店で注文するメニューは、ひとつしかありません。【醤油ラーメン】(\690)を、『めんばり』 でオーダーするのです。
この ≪天鳳≫ は、【醤油ラーメン】の取材しか受けないお店として有名でした。(ちなみに今では、取材拒否です。)
ご存知のように、≪天鳳≫ はいわゆる 「札幌ラーメン」 のお店なのですが、このお店の看板は 【醤油】 なのです。(壁に掛けられた、筆文字のメニュー板の大きさが違いますから!)

まあ、皆さん良くご存知でしょうが、ここ ≪天鳳≫ では、通常 『一・三・五』 (麺固く・油濃く・塩っぱく)で注文する方が多いと思います。
私としては、その 『一・三・五』 よりインパクトのある 『めんばり』 で注文する事にしています。

P4180411
久しぶりに対面するラーメンに、懐かしさがこみ上げて来ます。よく六本木で飲んだ後、深夜にここでラーメンを味わったものです。(あの頃は、若かったな~。)

丼の半分位しか入っていないスープ、これが ≪天鳳≫ のラーメンの特徴です。『めんばり』 で茹で上げられた麺は、死ぬほど歯ごたえがあります。それでも生っぽくないのが、熟成された 『西山製麺』 の麺の良いところです。

そしてスープは、豚骨ベースのスープに、思いっきり濃い醤油だれを加えて、中華鍋で仕上げます。こちらも、本当に死ぬほどしょっぱいのです。
このラーメンには、ご飯が必須ですね。まあ麺を注文すると、【めし】 はサービスで付いてきます。有り難いですね。

このパンチの強いラーメンは、二度と食べないか、中毒症状にかかってしまうか、のどちらかでしょう。もちろん私は、後者ですけど。

お店の入れ替わりが激しく、美味しいラーメン店の少ない六本木にあって、20年以上も営業を続けている ≪天鳳≫。素晴らしいですね。


☆今日のVICK & OTTEY☆
Cimg3988
「お初にお目に掛かります。私の名前は “オッティ” です。」
今日から我が家に、またしても新しい家族がやって来ました。
『千葉わん』 さんの里親会で見掛たのですが、その太腿の逞しさと、人(犬)の良さに、嫁共々惚れ込み、ようやく今日の日を迎えたわけです。

御覧のように、かなりの “男前” ですが、れっきとした女の子です。(花も恥らう乙女、一歳で~すッ。)
預かっていたお宅で、仮名として “オッティ” と名付けられたのですが(日産の車名から付けたそうです。)、私も嫁もその名が気に入ったので、そのまま我が家でも “オッティ” で行くことにしました。
その素晴らしい四肢は、オリンピックに7大会連続出場という偉業を成した、ジャマイカの女傑、マリーン・オッティ そのものです。たまたまですが、ぴったりの名前でしょ。
そんな事で、今後も宜しくお願いします。

002_5
<それぞれで、ガジガジ>

| | コメント (0) | トラックバック (0)

らあめん放浪記 其之拾四

≪こうや≫ @矢口渡

今日は、我が家に犬がやって来ます。イタリアン・グレイハウンドの “VICK” 君です。
そこで、今回色々とお世話になった、イタグレ専門店 ≪DOX≫ さんへ向かいました。

で、そのついでに、あるラーメン店へ立ち寄りました。そのお店は、’92年以降しばらくの間、私が最も足を運んだラーメン店です。(ほぼ毎週末、訪れていました。)
という事で、今日は久々(7年ぶり位?)にそのお店のラーメンを堪能しました。

さて、そのお店の名前は ≪こうや≫ です。大田区の環八沿いに在る、人気店です。(最寄駅は、矢口渡です。)

002_2
おっと、外装が変わっていますね。そして店内のレイアウトもガラリと変わっていました。
入口で食券を買うスタイルは変わっていませんが、食券がプラスチックから、紙へと替わっています。
そして何より、席のレイアウトが大きく変わっていました。
以前は、“コの字” のカウンターが厨房を囲む様に配置されていましたが、現在はカウンターは “L字” になって、左手奥にテーブル席が設けられていました。
このレイアウトは、家族連れのお客さんには嬉しい配置でしょう。

まあそれはともかく、ラーメンです。私は当然、このお店の一番人気の 【キャベツラーメン】(\750)を、『硬め・濃い目』 でオーダーしました。
カウンターからは、厨房の様子が丸見えです。ラーメンを作る手順も、以前と変わりません。(当然か。。。)

001_2
これが、≪こうや≫【キャベツラーメン】 です!
このラーメンを見て、賢明な方なら、「これって、<家系> ぢゃん。」 と思うに違いありません。
そーなんです。このお店、<家系> を名乗っていませんが、スープといい、麺といい、具の内容といい、全てが <家系> のソレに当てはまるのです。

私なんか、≪吉村家≫ のラーメンを食べて、「あれっ?これって、≪こうや≫ のラーメンに似てるな。」、と思った位です。タオルを頭に巻いた、店員さんの服装も似てるし。(当時、<家系> って言葉自体、聞かれなかった気がします。)

初めて私が訪問した頃は、≪酒井製麺≫ の麺を使用していましたが、途中から ≪大橋製麺≫ に替わったのを、今でもはっきり覚えています。

不思議な事に、この ≪こうや≫、雑誌やネット上でも <家系> にカテゴライスされていません。(以前、一度だけラーメン本に掲載された事がありますが、修行先は 「未公開」、とされていました。)
少なくとも15年前から、同じ場所で、同じラーメンを提供してきたワケですから、<家系> を模して出店したのではないのです。

この点が、ラーメンの食べ歩きを初めて以来、私にとっての一番の謎なのです。
≪こうや≫ と <家系>。その間に何が在ったのでしょう? 謎です。。。

と、能書きが多くなりましたが、久々に食べた 【キャベツラーメン】。美味しかった!
麺の茹で具合、濃い目のスープの味。ナイスでした。
ちょっと、「鶏油(チーユ)」 の味が変わったかな?

でもまあ、とにかく、久しぶりに ≪こうや≫ のラーメンを味わえて、幸せ一杯でした。
本当に、私にとって “思い出の味” なので。 はぁ~、いい一日でした。。。


☆今日の VICK☆
018_1
「オモチャで遊びました。」

029_2   024_1
「で、疲れて寝ちゃいました。zzz-」

| | コメント (0) | トラックバック (0)

らあめん放浪記 其之拾参

≪マツマル≫ @荻窪

さて、今日も私は、荻窪の駅に降り立ちました。先日の ≪二葉≫ に続き、「昔ながらのラーメン」 を味わう為にです。

さて、今回は駅南口を出て、しばらくの場所に在る、≪マツマル≫ がターゲットです。
このお店、『散歩の達人・東京グルメ』 にも採り上げられていました。
P3300358

店内は、カウンターのみの “鰻の寝床” 状態です。【ラーメン】 だけでは、ちょっともったいない気がしたので(単に食いしん坊。。。)、今日は 【半チャーハン・ラーメン】(\900)を注文しました。
ちなみにこのお店の名物は、【マツマルラーメン】(\950)です。単品のラーメンでこの値段は高いと思うかもしれません。それでも 『特製チャーシュー』 と、『味玉子』 がトッピングされたこのメニューは、このお店の一番人気のようです。この 『特製チャーシュー』 は、お店曰く、「豚一頭から、1kgしか採れないお肉を使っている。」、との事です。
確かに気になりますね。

P3300360
さて、これが 【半チャーハン・ラーメン】 です! この画像をご覧になった皆さんなら、「これぞ、半チャン・ラーメンだ!」、と思うに違いないでしょう。
正統派の 『中華そば』 に、美しい半球体の 『炒飯』。 これが、【半チャーハン・ラーメン】 のスタンダードと言っても、過言ではないでしょう。

P3300359
それでは 【ラーメン】 を頂きます。丼に顔を近づけると、昆布の香りが仄かに感じられます。煮干などの魚の出汁は、押さえ気味ですね。
スープは、塩っ気が強めで、香りで感じたように、昆布出汁の味わいが、強く出ています。煮干の味わいが強くないので、万人受けするスープかもしれません。

麺は、ちょっと縮れた中太麺です。ある意味、何の変哲も無い麺なのですが、スープとのバランスが良く取れています。

海苔、“のの字” に置かれたナルト、と定番の具が並びますが、特筆すべきは 『チャーシュー』 でしょう。
ロース肉を使用した煮豚ですが、味わいと厚みのバランスが、抜群なのです! 歯応えが十分残ったお肉は、噛み締めると醤油ダレの味わいが、じんわり染み出てきます。
この 『チャーシュー』 は、美味いですヨ。 うーん、これは、『特製チャーシュー』 が気になってちゃいます。

P3300361
一方の 【半チャーハン】 ですが、もの凄くシンプルです。具は、細切れのチャーシューと卵だけでしょうか。
具・味わい共に、ベーシックでありながら、黒胡椒を効かせた特徴のある味わいです。(粗引胡椒の黒いツブツブが、画像でも見て取れると思います。)
ご飯のパラパラ加減も、満足のいく状態です。その味わいも当然で、炒飯は作り置きではなく、その都度鍋を振っているんですから。

このレベルの高さは、恐るべしですね。普通に 「街のラーメン屋さん」 ですよ。
そして、このお店に日々通う人達にとっては、「雑誌に載ったから」、なんて無関係でしょうから。
やっぱり、『中華そば』 は深いですね。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

らあめん放浪記 其之拾弐

≪二葉≫ @荻窪

今日の気分は、ラーメンです。今後しばらくは、「昔ながらのラーメン」 を味わってみようと思っているので、元祖 「ラーメン激戦区」 である荻窪へ向かいました。

といっても、ここで ≪春木屋≫ を訪問しても、捻りも無くつまらないので、今日は ≪二葉≫ へ向かってみました。

P3260347
荻窪駅北口を出て、「教会通」 へ。この細い商店街を歩いて行くと、右手にお店が見えて来ます。

P3260344
(このお隣の、クリーニング屋さんは、見ものです! すごくレトロなのだ。)

相変らず狭い店内は、10人も入ればイッパイです。入ってすぐ左手の席が、ちょうど空いていました。
店内は、煮干の香ばしい香りに満ちています。注文はモチロン 【ラーメン】(\700)です。

P3260346
ご覧のように、どこか “ほっと” する見た目です。お約束のナルトも、きちんと 「のの字」 に置かれています。
スープを一口。煮干の香りが、口のなかにふわっと広がり、鼻腔を抜けて行きます。そして、後味に野菜と醤油の甘みを感じます。
確かに、煮干は効いていますが、今風の「魚粉」 を使ったパンチのあるスープと比べると、格段に優しい味わいです。

お次に麺を頂きます。何処と無く、≪東池袋大勝軒≫ を思わせる、加水多めの麺ですね。中太で、ストレートの麺は、もちもちッとした歯応えで、その表面はシルクの様に滑らかです。この、“もちっ”、“つるっ”が、私の舌を喜ばせてくれます。

店内の壁には、煮干がさながら昆虫標本の如く、額装されて飾られています。その種類は、『カタクチいわし』、『マいわし』、『ムロアジ』 の3種類です。この様に、煮干をはじめとした出汁に使われる食材を、店内にディスプレイするお店が、結構増えていますね。

最近は、昔風の 「中華そば系」 に、何故か惹かれてしまいます。年を取ったせいでしょうか。(まあそれでも、<家系> なんかは、時々無性に食べたくなりますが。)

おじいちゃん・おばあちゃんが、孫と一緒にラーメンを啜る光景は、何時見ても良いものですね。つくづく、ラーメンって日本人の国民食なんだな~、と改めて実感するのでした。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

らあめん放浪記 其之拾壱

≪おけ以≫ @飯田橋

さて、最近のラーメン業界は、百花繚乱の様相を呈していて、新しいお店・新しい味が、そこかしこで楽しめます。この状況は、ラーメン好きにとって嬉しい状況の様に思えます。

そんな世の中の流れの中で、東池袋の ≪大勝軒≫ が移転により閉店をします。そして、あの山岸さんが、今月で引退をします。
世に出て来る者が居れば、去って行く者が居る。これが世の常でしょう。
先日そんな事を、ふと思い、私がラーメンの食べ歩きを始めた20年程前から、名店と呼ばれていたお店は、「今どうなっているのだろう?」、という疑問が沸き起こったのです。

そこで今後暫く、当 『らあめん放浪記』 は、そんな 「昔ながらのラーメン店」 に、フォーカスしていきたいと思います。

そこで今日は、飯田橋へ向かいました。久しぶりに、アノお店の、アノメニューが食べたくなったからです。
警察病院の裏手に在る、≪おけ以(い)≫ です。
P3190326

そしてこの場所は、マンションの1階が店舗になっており、すぐ隣にラーメンの有名店である、≪青葉≫ と、≪大勝軒≫ の飯田橋店が在ります。何て贅沢なお店の配置でしょう。近所に会社が在れば、日替わりで3店を食べ歩けますね。
P3190327

お昼時の店内はほぼ満席でしたが、丁度入ってすぐのカウンター席が空いており、すぐに座る事が出来ました。
オーダーは勿論 【湯麺】(\609)です。このお店の名物である 【餃子】 も頼もうかと思いましたが、止めておきました。(人気メニューだけあって、お客さんの半分が、【餃子】 を注文していました。お土産でオーダーしているご年配の方も、見受けられました。)

P3190323
【湯麺】 です。昔と変わらない、やわらかい見た目です。
先ずスープを一口。塩味のスープに、野菜の甘みが溶け込んでいて、見た目通りの優しい味わいです。

P3190324
麺は、ご覧の通りの “平打ち麺” で、歯応えと小麦粉の旨みが味わえます。

具はキャベツ、モヤシがタップリで、豚肉もしっかり入っています。(たまに、豚肉がほんの少ししか入っていない 【タンメン】 に出会いますが。。。)

結構なヴォリュームの一品ですが、そのあっさりとした味わいで、苦もなく食べれてしまいました。
P3190325
丼とレンゲには、『おけ以』 の文字が、誇らしげに入っています。

5年後も、10年後も、レンゲの 『おけ以』 の文字が、消えかけて見えなくなる位まで、営業をしていて欲しいものです。多分大丈夫でしょうけど。

☆おまけ画像☆
P3190328
お店を出て、駅へ向かって坂を下って行くと、神楽坂で火事が!
凄い煙でしたが、大丈夫だったんでしょうか?

| | コメント (0) | トラックバック (0)

らあめん放浪記 其之拾

≪オリオン食堂2≫ @東長崎

今日は、私の大好きなメニューを、一度に味わっちゃおう、っていう企画です。

というわけで、西武池袋線の、東長崎駅に降り立ちました。
西武池袋線沿線は、私が大学生時代から社会人にかけて、約10年程住んでいた、非常に慣れ親しんだ、そして懐かしい場所なのでした。

東長崎駅で下車したのは、この駅近くに住んでいた、大学時代の友人の家に遊びに行った以来なので、そーだなー、約20年ぶりでしょうかね。
まあ、それはともかく、南口を出て、南へ真っ直ぐ伸びる商店街を歩いて行きます。
程なくすると、左手に黒塗りのお店が、目に入って来ます。
P3120294

≪オリオン食堂2≫ が今日の目的地です。このお店は、基本的には(というか、ある意味全面的に。。。) “ラーメン店” なのですが、サイドメニューとして出されている “カレー” の評判が、非常に高いのです。(勿論、ラーメンの評価も高いお店です。)

お店の入口の引き戸を開けて、店内に入るとすぐ左手に、券売機が在ります。ココで食券を購入し、オーダーするシステムです。
取り敢えずカレーは注文しなければいけません。そしてラーメンも食べなくていけません。
そこで、【無化調潮ラーメン】(\550) と、【ミニカレーライス】(\190)の食券を購入しました。

P3120296
成る程、これがこちらの 【無化調潮ラーメン】 ですか。もうちょっと透明感のあるスープを想像していたのですが、結構濃度を感じるスープですね。
ぱっと見の雰囲気は、≪たけちゃんにぼしらーめん≫ に通じるモノがあります。スープを飲むまでもなく、魚介のダシが効いてるのが分かります。

スープは、予想通り 「魚介系」「動物系」 のダブルスープで、結構 「動物系」 から醸し出された、コクが舌にまとわりついて来ます。
そして、“魚粉” がふんだんに使われていて、独特のザラつき感がある、主張の強いスープです。

麺は中太のストレート麺で、湯で加減も硬めで、私好みのキャラクターです。

そして、具材ですが、メンマは今流行りの太めのタイプで、歯応えが在りながら、柔らかく仕上がっています。味付の塩梅も丁度良い感じです。また、チャーシューも、ロール状ですが、トロトロの煮加減ではなく、歯応えを十分残していて、お肉本来の食感と味わいが楽しめます。
更に、ほうれん草の上に、にんにくチップが振りかけられていて、魚介の香りにアクセントを添えています。

食べ進んでいくと、スープの中に、豚挽肉が入っているのが分かります。スープによりコクを出す為の工夫のひとつでしょう。

全体の印象としては、今のトレンドを意識した、味わいの一杯と言えるでしょうか。(【つけ麺】 をオーダーしているお客さんが、非常に多かったのも、印象的でした。「つけ麺」 ブーム、恐るべし!)
それにしても、「無化調」 でこの値段、この味わいは、敬意を表せずにはいられません。なんてったって、¥550ですから。
その上、【カレーライス】 も結構な味わいなのですよ、これが。中々やりますね、≪オリオン食堂2≫ さん。

P3120298
で、これが 【ミニカレーライス】 です。この味わいについては、コチラ をどうぞ。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

らあめん放浪記 其之九

≪まこと家≫ @青物横丁

う~っ。今日は、ちょい二日酔いなのでした。
こんな日は、例によって、ガツンと胃に響く食事を摂りたくなるのです。
で、二日酔いの日の私の定番食、<家系ラーメン> を食べる事にしました。
そこで、都心の <家系> では、レベルが高いと評判の ≪まこと家≫ を訪れてみました。
京急の青物横丁駅から程近い、第一京浜沿いにお店は在ります。
P2280266

昼食にはちょっと早めの、11時頃に訪問しました。それでも店内には、6名ほど先客が居ます。(確か、朝の9時頃から営業しているのでは。。。)

注文は、私の <家系> の定番オーダー 【ラーメン】(\600)を、“麺固め” “味濃い目” です。オマケに 【小ライス】(\100)も注文しちゃいました。

P2280263
そして運ばれて来た 【ラーメン】 を見て、「あれっ?」と思いました。何処と無く、見た目が寂しいのです。
そうです、<家系> お決まりの 【ほうれん草】 が載っていません。一時期、中国産のほうれん草に問題が発生し、<家系> のラーメンの具から、ほうれん草が消えた事がありました。その名残でしょうか?詳しい事は分かりませんが。

まあ、とにかくスープから頂きます。
一口啜ると、“ガツン” とスープの濃厚なインパクトが感じられます。
スープの表面には、かなり 「鶏油(チーユ)」 が多めに浮いています。そのせいもあってか、<家系> の中でも、このスープは濃厚な部類に入るのではないのでしょうか。
<家系> の一部のお店では、「桃」 などの果物を入れて、スープに甘みを加えているお店もありますが、ここ ≪まこと家≫ では、豚骨の味そのものを強調するスープのスタイルの様です。

麺は <家系> 定番の 『酒井製麺』 製の、やや平打ちの麺です。
茹で上がり具合もバッチリで、“固め” の麺は歯応え十分で、やや縮れた麺に、スープが良く絡みます。

スープに浸して、ちょっと “ふにゃった” のりを、ご飯と一緒に食べるのも、<家系> ならではの楽しみです。
私の個人的意見ですが、<家系> のラーメンが、【ラーメン・ライス】 に一番マッチする味わいだと、思っています。

全体的な味のバランスが非常に良く、≪まこと家≫【ラーメン】 は、満足の一杯でした。¥600で、これだけ満足出来るラーメンって、在る様で中々有りませんから。
何度も言うようですが、私やっぱり、<家系> 大好きです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

らあめん放浪記 其之八

≪桂花 末広店≫ @新宿三丁目

今日は、久々の 「ラーメン」 です!
という事で、初心に帰ってみました。今日のテーマは、『原点回帰』 です!

で、私のラーメン食べ歩きの原点と言えば、≪桂花≫ です。(その点に関する詳細は、コチラ。。。)中でも、私が良く通っていた、「末広店」 を久々に訪れました。

P1160066
オーダーするのは、当然 【太肉麺】(\950)です。ちょっと値段上がりましたね。

それよりも、驚いたのは、お客さんの年齢層の高さ。私が入店したのは、11時50分頃ですが、ラーメンを啜っているのは “団塊ピープル” が殆どでした。
「え~っ!バリバリ豚骨ですけど!」 、って感じです。“団塊の世代” 恐るべし!

確か ≪桂花≫ が東京に進出したのが、昭和43年だったと思います。今から40年程前の事です。
ちょうど、“団塊世代” がニキビ面で、ホルモン分泌盛んな時代なのでした。
今日、無心に丼と向かい合っていた、オジサン達は、当時この強烈な 『熊本ラーメン』 の洗礼を受けた人達かもしれません。

その、オジサン達の姿を見て、「俺も、10何年先、このラーメンを美味しく食べられる位、元気かな?」、と思ってしまいました。

その時まで、変わらずにその場所に在ってね! ≪桂花≫ さん!

「ポイントカード」 が出来たのですね。もう10年早く出来ていれば。。。ポイント大王だったのにな~。

<ポイントカード>
P1160089

| | コメント (0) | トラックバック (0)