咖哩通信 Vol.75

≪TIRI TIRI≫ 80店目:85食目

今日は天気も良く、絶好のカレー日和です。
そんな訳で、以前からの課題店へ訪問する事にしました。

渋谷駅東口を出て、明治通りを並木橋方面へ歩いて行きます。並木橋交差点を越えて、更に恵比寿方面へ進むと、東交番前交差点手前に、赤を基調とした外観のお店が見えて来ます。 『TIRI TIRI(チリチリ)』 です。
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お店の作りはカウンターのみの細長い店内ですが、清潔で明るくオシャレな雰囲気です。
店内に入った途端感じる、“美味しいカレー屋” 特有のスパイスの香りが漂って来ました。「カレー屋巡り」 をしていると、店内に入った時に漂うお店の匂いで、「あっ、このお店は美味しい!」 と、感じられる様になってきます。これは、期待出来ます!

店内はちょうど満席だったのですが、タイミング良くすぐ着席する事が出来ました。
初めてなので、ベーシックな 【ポークカレー(M)】(\730)をチョイスし、【辛口】(\50)で注文しました。

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こちらは、カウンターの上に置かれた、【玉ネギのアチャール】 です。
この 【アチャール】 が抜群に美味しいのです。ちょっと果物の甘みが感じられ、程よい酸味で、カレーの合間の口直しに打ってつけの一品でした。

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運ばれて来たカレーは、ごらんの様な、シンプルなヴィジュアルです。
ソースの中に、豚バラ肉の角切りが浮かんでいます。そのカレーソースは、玉ネギをメインとした、野菜のみじん切りが多く入っているのが分かります。

ソースの味わいは、【辛口】 で注文しましたが、野菜を大量に使用しているせいもあってか、甘さが感じられます。
多分、基本のカレーソース自体は、スパイスの角を立たせずに、万人受けする様なソース作りを意識しているのかも知れません。
それでも、このお店の “スパイス使い” の上手さを感じさせる味わいではあります。甘く感じるのですが、後味にスパイスの香りが漂ってきて、その味わいの変化を楽しめます。

メニューの豊富さや、【アチャール】 の味わいを考えると、底力を持っているお店である事は間違い無いでしょう。

次回は、【マサラ】 と冠されたメニューを味わって、このお店の実力の程を、体験してみたいです!

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咖哩通信 Vol.73

≪マドラスキッチン≫ 78店目:83食目

今日も先日に引き続き、「ドライカレー」 で行ってみましょう。
最近、雑誌等で採り上げられることの多い、インド料理店を訪問です。

笹塚駅北口より、徒歩0分。雑居ビルの2F、『マドラスキッチン』 です。
このお店のシェフは、オマーンの宮廷料理人を勤めた、華やかな経歴の持ち主のようです。(微妙に、ピンと来ませんけど。。。)

まあまあ何はともあれ、今回はベーシックな 【マドラスランチ】(\850)を注文しました。そして前述のテーマ通り、カレーは 【キーマカリー】 をチョイス。そしてライス大盛で。

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やって来たカレーは、余りにも素っ気無いヴィジュアル。正直、「あれっ?」 って感じです。和食の、【鶏そぼろ】 的なシンプルさです。
出鼻を挫かれた感じですが、まあ頂きましょう。

第一印象は、まんま “鶏そぼろ” なのですが、しばらくすると、スパイスの複雑な香りと旨みが口の中に拡がっていきます。
何なのでしょうか? これだけシンプルな見た目で、ホール・スパイスの姿も見られないのに、この香り高さは!

尖がった所も無く、鶏肉の優しい味わいを存分に楽しめるのですが、食べ進む内にスパイシーさが、ヒタヒタと体内を巡り始めるのです。
このスパイスの使い方の上手さは、さすがと言わざるを得ないでしょう。

う~む、もうちょっと我が侭を言って、【オクラとじゃがいものカレー】 もセットにしてもらえば良かったかな~。
次回は、デイナー・タイムに訪れてみたいものです。

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咖哩通信 Vol.72

≪Café ELRIC≫ 77店目:82食目

唐突ですが、本日は、「ドライカレー・DAY」 です。何の根拠も有りませ。。。
で、《散歩の達人 ザ・東京グルメ》 に載っていた、幡ヶ谷の 『Café ELRIC』 を訪問してみました。

お店の場所は、幡ヶ谷駅の北口を出て、「六号通り商店街」 を5分程進んだ左手です。
訪問した時間は、13時20分近くでした。さすがに店内は閑散としていましたが、Café と銘打っているだけあって、内装は非常にこざっぱりとした印象です。

当然オーダーは、【ドライカレー(レギュラー)】(\997)です。スモール・レギュラー・ラージと、お腹の空き具合に応じて選べるのは、有り難いですね。(もちろん、値段は違いますヨ。)

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運ばれて来たカレーは、“しっとり系” のドライカレーで、見た目の第一印象は、野菜が効いたちょっと甘めの一品、という感じです。
スプーンに採って観察してみると、玉ネギ・人参・挽肉が、しっかり絡み合って、ペースト状になっています。
これは、私の中の基準では、まさに 「ドライカレー」 といった雰囲気です。

さてさて、一口食べてみましょう。
おおっと!これはビックリです!!
野菜やフルーツの甘みが強く感じられる、と思いきや、どうしてどうして。

いきなりスパイスの総攻撃で、口の中はお祭り騒ぎです。
“しっとり” したカレーの中に、ホールのクローブ、ブラックペッパーが隠れていました。
これは、鮮烈な印象の味わいです。

いわゆる 「インド料理店」 の キーマカレーだと、同じ様な印象を感じる事は多く有りますが、見た目 “しっとり系” のドライカレーで、この味わいは衝撃です。
このカレーは、確かに辛いです。しかし、その味わいが、唐辛子に頼ったものではありません。

地元のママさん達が、PTAの会合の後にランチを楽しむ(あくまで、イメージです。)、雰囲気のお店で、これだけレベルの高いカレーを味わえるとは。侮れませんね。
それだけ、【カレー】 という食べ物が、日本人の心を捉えている証拠ではないでしょうか?

蛇足ですが、美味しいカレーを提供する 「Café(喫茶店)」 に共通項なのですが、こちらのお店のコーヒーも、香り高くて非常に美味しかったです。

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咖哩通信 Vol.66

≪アランチャン ティールーム  茶語≫ 71店目:76食目

今日は、新宿です。新宿・高島屋の6Fに在る、中国茶のカフェ 『茶語』 (Cha-Yu)に行ってみました。
同店は、中国茶を前面に出したカフェのようです。何故そんなお店で 「カレー活動」 かと云うと、烏龍茶を素材に用いたカレーを出しているからなのでした。

ランチタイム・メニューの、【龍井(ロンジン)茶葉カレー】(\1,260)を注文です。
このメニューには、サラダと日替わりの中国茶が付きます。今日は、【白鶏冠(ハッケイカン】 という、茶葉のお茶が出て来ました。
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私は、お茶に全く興味が無いので、良く分かりませんが、中国・台湾では、お茶に凝ると身上を潰す、という事を聞いた憶えがあります。
高級な茶葉は、山の中の岩場に自生していたりするそうですので、単価が高くなるのも尤もなのでしょう。今日頂いたお茶も、大きなカテゴリーでは、“武夷岩茶” と呼ばれる茶葉のようです。(アペラシオンみたいなものでしょうか? 「A.C 武夷 コントローレ」 みたいな。。。)
で、お茶の味はと云うと、非常に美味しかったです。(普段お茶を全く飲まないので、何とも言えませんが。。。) 香りはスパイシーなのですが、飲んでみると深い甘みが感じられます。これは確かに、お茶に嵌ってしまう人も多いのも頷けます。

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で、カレーです。(写真を撮っていたら、店員さんに注意されたので、微妙な写真です。でも、接客態度は非常に良かったです。)
具は鶏肉とお茶の葉が確認出来ます。
味わいは、ココナッツ・ミルクが効いていて、マイルドな味わいになっています。お茶の味わいをそれほど強く感じられませんが、意識してみると、お茶の香ばしさが漂っている気がします。

全体的な印象としては、非常にソフトなカレーで、女性にウケル味わいだと思います。(セットの内容も、ご飯の量も女性を意識しているのが良く分かります。)
尚且つ、食後にお店オリジナルの 「キャラメル」 がお茶請けとして供されるのも、乙女心には嬉しいでしょう。

敢て言わせてもらえれば、サラダのドレッシングの香りが強すぎて(柑橘系の酸味が強い。)、サラダを食べた後、カレーの味わいが感じにくいのが難点でしょうか。

それにしても、「中国茶って、こんなに美味しかったんだ!」、って事が解ったのは、発見でした。(でも、凝らないけどね。。。)

<ショップカード>
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咖哩通信 Vol.59

≪茶豆≫ 63店目:68食目

「カレー活動」 は、今日も続きます。で、今日は笹塚です。
カレーが美味しいと評判の喫茶店、『茶豆』(チャズ) を訪問してみました。

笹塚駅の南口を出て、線路沿いに調布方面へ歩くと、5分程でお店が見えて来ます。
典型的な、住宅街の喫茶店といった趣きです。
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13時頃に到着しましたが、オフィス街でもないのに、店内はほぼ満席でした。
たあぼうさん が、【キーマ】 は少々物足りなかった、と書かれていたので、今回は 【ポーク】(\900)を、オーダーしました。
オーダーすると、好みの辛さを聞かれます。普通・中辛・大辛・それ以上、と選べるとの事ですが、今回は 「中辛」 をチョイスしました。

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やって来たカレーは、黒褐色のソースで、先日訪問した 『ガンジー』 と同様な、“欧風系カレー” のヴィジュアルです。
少々トロミの付いたソースの中には、豚肉以外には固形物は見当たりません。

一口食べてみます。おっと、これはまさに “欧風” です。
スパイスの味わいよりも、“フォン” の味が際立っています。“インド系” の味に馴染んでしまった私の舌には、かなり甘く感じられます。
「中辛」 でオーダーしましたが、辛さは全く感じられません。多分 「大辛」 でも、このソースがベースですと、スパイシーさは余り感じられないでしょう。

具材の豚肉は、良く煮込まれています。また、ご飯の炊き具合も、固めでカレー向きの仕上がりになっています。
このお店では、ご飯のお代わりが(一回に限ります。)出来ます。このサービスは、若者には嬉しい特典でしょう。

そしてこのお店で特筆すべきは、珈琲の美味しさでしょうか。
食後に出された珈琲は、香り高く、苦味も爽やかです。この珈琲を飲んでみて思ったのですが、カレーがあまりスパイシー過ぎたら、珈琲が美味しく感じないかもしれない、という事でした。

13時を過ぎても、続々とお客さんが訪れて来ました。この街にあって、この街の人達の憩いの場になっている、そんなお店でした。

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咖哩通信 Vol.47

≪M'S CURRY≫ 51店目:56食目

先週は、体調不良と研修で缶詰になっており、全く 「カレー活動」 が出来ませんでした。
そこで今日は、意気揚々と 「カレー活動」 に着手しました。

今日の目的地は、“笹塚” です。この笹塚は意外と、美味しいカレー屋が在ると云われており、穴場的な存在なのです。
何軒か在るカレー屋の中でも、“本格派インドカレー” を出すお店と目されている、『M'S CURRY』 をチョイスしました。

笹塚駅を出て、甲州街道を渡り、「十号通り商店街」 をしばらく進み、左手。細い商店街の路地に、お店はひっそりと佇んでいました。
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時間は13時前。店内は8割方埋まっていました。カウンターの中には、“インド人?” と見間違うほど、雰囲気のある店主が、黙々とカレーを作っています。
今回は、一番辛口の 【チキンカレー】(\870)を注文しました。

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注文を済ますと、しばらくして 【サラダ】 がやって来ます。この 【サラダ】 、見た目は普通なのですが、ドレッシング が物凄く美味しいのです。一見、味噌味? と思う見た目ですが、ガーリックが程よく効いており、コクのある味わいは、何の変哲もない野菜を、立派な料理に仕立て上げてしまいます。この店主、侮れません。

先客のカレーを作る様子を、【サラダ】 を味わい乍ら観察します。
小鍋にカレーソースを入れ、それぞれの具材と共に温め、馴染ませます。途中、寸胴に入ったスープを入れ、ソースをのばしながら仕上げていきます。

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15分程して、カレーがやって来ました。
ご覧の様に、【チキンカレー】 は、サラサラのソースが特徴の一品です。カレーが出来上がる直前、店主から、「ご飯の量は?」 と聞かれます。先客に出されてご飯の量を見ていると、「普通」 では物足りなさそうだったので、「大盛」 でお願いしました。(ちなみに、「普通」 でも 「大盛」 でも、料金は一緒です。)

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サラサラのソースは、ご飯に掛けると、スッと沈んでいきます。確認出来るのは、みじん切りの玉ネギ位で、スパイスの欠片などは見当たりません。
“辛口” とありますが、唐辛子の直截的に舌に来る辛さではありません。
どこか、ココナッツの様な甘さも感じられ、食べ進む内に、身体の芯が温かくなる様な、優しい辛さです。

ソースの量は十分で、「大盛」 にして正解でした。またその、「大盛」 のご飯の量も、胃袋に負担を掛けるような量ではなく、すんなりと食べれてしまうヴォリュームでした。

ところで、このお店には 【幻のカレー】 なるメニューが存在します。様々な情報を見ても、この 【幻のカレー】 を食した人は、皆無に近いようです。
私の後から入店して来た人が、「 【幻のカレー】、ありますか?」、と注文しましたが、あっさり、「今日は有りません。」、と言われていました。(本当に、“幻” なのでしょうか?)

店内のBGMは、“ソウル” で、昼下がりだというのに、まったりしてしまう雰囲気が漂っています。この居心地の良さは、ナンでしょうか?
店主の個性のなせる業なのでしょうか? 近所に在ったらイイナ。 ってお店でした。

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咖哩通信 Vol.38(2)

≪いんでぃら≫ 40店目:44食目

えっと、今日は午後から渋谷で仕事が入っていたので、会社を早めに出て、渋谷で昼食をとる事にしました。
何となく、しばらく 「老舗のカレーショップ」 を攻めてみようか、と思い立ったので、駅からすぐの、≪いんでぃら≫ へ向かいました。

このお店は、昭和30年創業の老舗です!(50年以上営業しているのは、凄い!)
ココ渋谷店が本店で、確か新宿と有楽町にも店舗があります。お店のH.P をみると、どうやらこの2店舗は、フランチャイズのようですね。

≪いんでぃら≫ のカレー・ソースは、“欧風”“インド風” の2種類があり、好みで選べるようになっています。
また、カレー以外のメニューも人気で、【ハヤシライス】 【元祖えびめし】 が有名です。特に 【えびめし】 は根強い人気があるらしく、岡山県では名物になっており、専門のチェーン店まであるそうです。

当然私は、「カレー」をチョイスする訳ですが、“インド風” は更に、“カシミール風”“ベンガル風” の2種類にソースが分かれます。
“カシミール” というと、『デリー』 を思い起こさせますが、こちらでは、“ベンガル” の方が「辛口」なので、“ベンガル” をチョイスしました。
本日のオーダーは、【ベンガル風 チキンと玉子カレー】(\920)です。

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「スパゲッティ・サラダ」が付きます。(それにしても、「スパゲッティ・サラダ」って、変なネーミングですね。。。)

Pa120019 (カレーのアップです。)
ソースは濃い目の茶色で、コクが有りそうな雰囲気です。口に含むと、ベースのスープの味わいがしっかりと感じられ、見た目通りの旨みが広がります。
後味で辛さがやってきますが、思った程でもありません。(『デリー』 の方が断然辛い!)

具材は、牛肉・野菜(ジャガイモ・人参)とも大きめに切られており、食べ応えも十分です。特に野菜はそれぞれ下拵えがしてあり、秀逸の味わいです。ジャガイモは、素揚げしてあり、香ばしく。また人参は、多分 “グラッセ” してあり、甘みが十分引き出されています。
この野菜の下拵えの手間を考えると、さすが「老舗」 だな、と思わずにいられません。
50年もサヴァイブして来た、底力を感じさせます。

食べ終えた後、しばらく其のカレーの味わいが、後を引いて上半身を巡っていました。

次回は是非、【カシミール風 カツカレー】 を試してみたいと思います!


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咖哩通信 Vol.35

≪ぢゃぶ屋≫ 37店目:41食目

今日はちょっと目先を変えた、「カレー活動」 を実施してみました。
最近(というか、1年程前から)、“カレーらーめん” なるものが脚光を浴びており、確か 「dancyu」 でも特集が組まれていたと、記憶しています。
恥ずかしながら、“カレーらーめん” を、食べよう食べようと思いつつ、未食のまま現在に至ってしまいました。これは食べねばと、ふと思ったワケです。更に 「カレー活動」「ラーメン活動」 が一緒に出来てしまう、一石二鳥のお徳感も魅力的です。

と云う事で、たあぼうさん も、訪問して記事を書いていたお店に、行ってみる事にしました。恵比寿駅から、徒歩2・3分の所に在る ≪ぢゃぶ屋≫ を訪問です。(しかし、この店名。。。某有名店からクレーム来ないのかネ・・・ ちょっと問題ぢゃないのかな~。)
で、このお店は、和歌山ラーメンで有名な ≪まっち棒≫ の系列店で、つけそば専門の業態なのであります。

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店の前の看板(黒板)にも、お奨めメニューとして書かれていました。
12時前で、ちょうど自分が入店して満席、といった感じでした。食券を買い、カウンターの手前端に着席です。オーダーは勿論、【カレーつけそば】(\850)。麺は「冷」で注文しました。ランチタイム(11:00~14:00)は、半ライスがサービスですので、勿論半ライス付きでお願いしました。

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まず最初に麺が運ばれて来ました。平打ちで、見た目もちっとした感じの麺です。

程なくして、つけダレがやって来ました。
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早速、麺を浸けて頂いてみます。麺は、予想通りもちもちしており、喉越しの良さが特長です。ただ、“つけめん” んという点だけをを鑑みると、もう少し麺に力強さが有ってもいいかも知れません。

次に、つけダレだけを味わってみます。メニューの謳い文句にもあったのですが、<お家のカレー> をイメージさせる味わいです。また、魚介の出汁も効いており、<お蕎麦屋さんのカレー> の一面も持っています。その一方で、たあぼう さんも書いておりましたが、スープだけを飲むと、かなり塩っぱいです。が、つけめんのつけダレですので、この味付は止むを得ないでしょう。
そして、つけダレに入っている具ですが、ゆで豚(豚しゃぶ風)、ほうれん草、メンマ、焼豚と、ヴォリュームたっぷりです。そして何故か“かまぼこ” が。この辺りが、≪まっち棒≫ の系列でしょうか。和歌山ラーメンの特徴を残しています。

他店の麺の量に比べると少なめなので(普通で 200g以上なんて当たり前ですから。)、ぺろりと食べ終える事が出来ました。ご飯に残ったつけダレを掛けて食べてみましたが、濃い目の味わいのつけダレが、ご飯にぴったりでした。

最後に、【そば湯】 を注文します。(勿論、無料。) 試しに 【そば湯】 だけを飲んでみましたが、魚介の香りだけでなく、動物系の濃厚な味わいでした。つけダレに注ぐと、カレーの味わいが明らかに変化して、新しい食べ物(スープ)の姿を現します。「塩分採り過ぎかな~。」 と思いながらも、ほぼ飲み尽してしまいました。

昨今、“つけめん” は多くのお店で見受けられるようになりました。そして各店が、そのお店の個性を競い合っていますが、この 【カレーつけそば】 は自分にとって新しい出会いとなりました。
「ゲテモノ」 と思わず、食べてみるものですね。

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咖哩通信 Vol.27

≪ムルギー≫ 30店目:34食目
資格試験が終了し、一段落着いたので、「Curry 活動」を本格的に再開したいと思います!(ぱちぱち・・・)
で、伸び伸びになっていた、「女性がオーナーのお店」 の訪問を実行してきました。

そこで本日は、老舗を訪問する事にしました。場所は渋谷。渋谷といっても、オシャレ(渋谷がオシャレな街とは、全く思わんが。。。)とは無縁の、風俗店とラブホテルの混在する “百軒店” にそのお店は静かに佇んでいます。
情報によると、同店の開店は、昭和26年!! 移り変わりの激しい東京で、しかも渋谷という場所で、50年以上も営業を続けている事は、奇跡に近い出来事でしょう。

そうです、≪ムルギー≫ です! 呼び込みのお兄ちゃんに声を掛けられつつ、扉を開けます。店内は、まさに時間が止まったままなのです。銀座の老舗のバーで感じる、どこか埃っぽい時の重みが、薄暗い店内のそこかしこに沈殿しています。(陰翳礼賛!)

このお店では、カレー(カリー)は一種類のみです。玉子入りか、そうでないかの、二者択一です。ここは当然、【玉子入りムルギーカリー】(\1,000)を注文します。
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薬味は、「紅しょうが入り福神漬け」 と 「壷漬け」です。このレトロ感も堪りません。

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いよいよやって来ました。登山者を寄せ付けない、アイガー北壁の如く、ライスが聳え立っています。そして真っ白な雪を抱いた山の麓には、ルーの湖がその黒光りする水面を湛えています。
早速、山の稜線を少し、湖へと崩落させます。ひとくち口に運ぶと、深~い味わいが広がっていきます。
どう表現すれば良いのでしょうか? 野菜とお肉の旨みが、じっくり煮込まれて、旨みの頂点に達したギリギリのラインで、仕上げられた。そんな感じでしょうか。このカレーの味わいは 、“ビルマ風” などと言われていますが、「どこだって良いじゃん! “ムルギー風” で!」 って感じですね。(ちなみに “ムルギー” は、ヒンドゥー語で 「鶏肉」です。)
その味わいに心を奪われたが最期、鋭角に聳えていた山は、あっという間にその標高を下げてしまうのです。

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そして、お皿の端に申し訳なさそうに佇む、“チャツネ”。コレをスプーンにちょっと取って、ルーと合わせると、味により一層深みが増してきます。

まあ、お店の歴史よりはるかに年下の若造が、何だかんだ御託を並べても・・・ っていう事でしょう。兎に角、今でも ≪ムルギー≫ は、あの街角に佇んでいるのです。
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≪一風堂≫ (ラーメン屋じゃないですよ。知ってます?このお店。あの土屋正巳のバンド、“一風堂 はこのお店から名前を拝借したのですヨ。まあ、今で言う “ドンキ” みたいなお店でした。)が姿を消し、≪喜楽≫ もその佇まいを新しく変えた街並みで、このお店だけは、時の流れから隔離され、大切にタイム・カプセルに入れられたままで、10年後もこの場所に在って欲しい。心からそう思うのです。

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伽里通信 Vol. 15

≪ライオン・シェア≫ 20店目

実は私、何を隠そう(別に隠していないが。。。)、大の 「ドライ・カレー(キーマ・カレー)」 好きなのです!
幼少のみぎりより、母が作る 「鶏そぼろ丼」 が大好物で、事あるごとに作ってもらっておりました。鶏の挽肉と一緒に盛り付けられた、炒り玉子の黄色。そしてほうれん草や絹さやの鮮やかな緑色。三色のキレイな色のコントラストが、見た目にも食欲をそそります。そして甘辛く味付けされた、鶏肉とご飯の相性の良さ。今でも、大好物の一品です!

そして、東京に出てきて出会った、≪カフェ ハイチ≫の、ドライカレー
「おおっつ!こんなスタイルのカレーが有ったのか!まさにカレー味の、“そぼろご飯” ではないか!」、と驚いたものでした。
当時 「ドライ・カレー」といえば、“カレー炒飯(ピラフ)的” なスタイルが一般的であったと記憶しています。そんな時代から、私の中では 「ドライ・カレー」 といえば、“カレー・そぼろご飯” という位置づけになったのでした。

前置きが長くなりましたが、その 「キーマ・カレー」 が有名で、以前から気になっていたお店へ、ようやく行ってまいりました。
ちょっと不便な場所に在る、≪ライオン・シェア≫が、そのお店です!
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店内に入り、さっそく 【Aランチ<特製ドライキーマカリーのせライス + お好きなカリー>】(\1,200) を、チキンカリーのセットで、野菜なしで注文しました。(ちょっと分りにくいので、こちらをご覧下さい。)
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ぢゃ~ん!いよいよ登場です。 
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早速、ドライキーマカリー 単品だけで味わってみます。挽肉は、かなりパラパラで、まさに “鶏そぼろ” の食感です! 
そして、チキンカリー を掬ってご飯に掛け、ちょっと混ぜて味わってみます。「成る程!」このカレーは、ご飯が玄米で、尚且つ歯応えがしっかり残っています。そして、上に載っている ドライキーマカリー も水分が無いパラパラのタイプです。ここに、サラッとした チキンカリー のルーが絡まって、丁度良いシットリ感が生まれるわけです。
そして、薬味の生姜と、玉ネギのアチャールも、程よいアクセントになって、口の中を爽やかにしてくれます。
確かにこれは、良く考えられた一品でしょう!

そして特徴的なのは、チキンカリー の味わいです。具は柔らかく煮込まれた、骨付きの鶏肉が入って居る訳ですが、そのルーの味わいが、不思議なのです。
何と云って良いのか? ボルシチというか、シチューというか、野菜をしっかり煮込んだような “トロミ”があって、独特の食感がします。
そして、口に含んだときの印象が、カレーっぽくないのです。要するに、クミンとか、カルダモンとか、コリアンダーなどの、カレーっぽいスパイスが余り感じられないのです。
それでいて、口に含んでしばらくすると、辛さがやって来ます。
何とも不思議な、カレーです。勉強不足の私では、どのような作り方をしているのか、良く分りません。

一見ばらばらに感じる、それぞれの素材(ルー、玄米、薬味。)の味わいが一緒になる事で、効果的な化学反応が起き、ステキな味わいが生まれているのでしょう。
満足の一皿でした。

<ショップ・カード>
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