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らあめん放浪記 其之拾七

≪江ぐち≫ @三鷹

今日は、久しぶりに 「老舗ラーメン店探訪」 をしてみました。場所は三鷹。王道の中央線沿線です。

駅を出て南口へ。ロータリーから伸びる商店街を、歩いて1分ほどの雑居ビルの入り口に、シンプルな看板が出ていました。
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地下への階段の途中にも、入居店舗の看板が出ています。この辺は、雑居ビルの雰囲気を醸し出しています。
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地下への階段を下り切ると、正面に ≪江ぐち≫ の店舗が姿を現します。
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11時30分をちょっと周ったところでしたが、店内はほぼ満席でした。厨房を囲む形で作られた “コの字” 型のカウンターに腰を下ろし、迷わず 【チャーシューメン】(\550)を注文します。

厨房では、親父さんが麺茹でとスープを担当し、おばちゃんが仕上げに、具を右手で摘んで、ひょいひょいと麺の上に載せていきます。

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こちらが、≪江ぐち≫【チャーシューメン】 です!おばちゃんがヒョイと摘んだチャーシューが、丼一面に載っています。かなりアバウトな盛り付けです。
その一方で、ナルトだけは、きちんと “のの字” に置かれています。

まずスープですね。醤油だれ(かえし)の味が際立った、かなり甘めの味わいです。動物系どころか、魚介の香りもあまり立っていません。厨房のスープの寸胴を覗くと、定番の香味野菜と、鶏ガラが見てとれます。時間を掛けて、沸騰させずじっくりとスープを採っているのでしょう。

そして麺ですが、こちらがこのお店の特徴というか、独自の物なのです。
まず見た目ですが、中華麺というよりは、日本蕎麦と思える程、灰色がかっています。これは、麺に全粒粉の小麦を使用している為です。
また、麺のシェイプも縮れ麺でなく、ストレートタイプの太目の麺です。所謂 “中華そば系” では、確かに珍しいタイプの麺を使用しています。日本蕎麦では、『田舎そば』 風のしっかりした印象です。

その見た目の印象そのままに、食感も個性的で、しっかりとした噛み応えが有ります。あっさりとしたスープに、ストレートの固めの麺。この組み合わせは、タブーとも思えるのですが、どうしてどうして、対極の個性が丼の中でひとつになって、≪江ぐち≫ の味を創り出しています。

具のチャーシューは、薄切りのバラ肉で、数えてみたら12枚入っていました。厚切りのチャーシューでは、このラーメンの味を邪魔してしまう気がします。この薄切りのお肉だから、まとまった一杯が仕上がるのでしょう。それにしても、【チャーシューメン】 と言うより、【肉ソバ】 って感じですね。
やっぱり、50年近い歴史って、侮れませんネ。次回は 【五目ラーメン】 ですかね。

食べ終えてお店を出て、時計を見ると、まだ時間に余裕があったので、お向かいの喫茶店 ≪リスボン≫ で、お茶してみました。
このお店が、またナイスでした。メニューを見ると、デフレ・スパイラルに陥ったかの様な価格設定で、【ミルク珈琲】が、アイスで¥370という破格値なのでした。うーん、2度ビックリですね。恐るべし、三鷹! とても贅沢な気分を味わえました。

<追記>
そーいえば、このお店がモデルの小説(エッセイ)が存在します。
『小説 中華そば 江ぐち』 です。皆さんも、一度読んでみては?


☆今日のVICK & OTTEY☆

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<おやおや、お二人さん、ダレダレですね。>

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<でも、だからって、その寝相は・・・>

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カレー通信 Vol.109

≪Spice pierrot≫ 114店目

いや~、一体梅雨前線は何処へ行ってしまったのでしょう? 今日も、ピーカン、夏空です。
こんな日は、やっぱりカレー。スパイシーな一品を食べて、疲れた体と胃に活を入れちゃいましょう!

で、今日は再び、「会社から徒歩5分」 シリーズです。銀座2丁目、中央通り沿いの ≪Supice pierrot≫ を訪問してみました。
このお店、調べてみると ≪高田屋≫ 等を展開している、『タスコシステムズ』 の経営だったんですね。

訪問したのは、ランチ・タイムが始まって程なくで、店内にはまだお客さんは2名という状況でした。
さてメニューを見てみましょう。なるほど、スープカレーのお店に良くある、ベースのスープを先ず選び、トッピングの具材、辛さを選ぶシステムになっています。
そのベースのスープは、「コクの(ポークベース)」、「さらりの(トマトベース)」、「甘口の(シチューベース)」 の3種類がメインのベースになっています。この辺りのメニュー構成は、先日訪問した ≪DOMINICA≫ と同様です。

その中から本日は、「コクの黒」 ベースの 【角煮のスープカレー】(\1,100)を、【3辛】(\50)で注文しました。(ちなみにランチタイムは、ご飯の大盛が無料です。)

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運ばれて来たカレーは、これぞ “スープカレー” といった一品です。スープには、角煮の他に、ナス・人参・ジャガイモ・ピーマンの野菜類が、ゴロリと入っています。
それではスープを頂きます。なるほど、謳い文句通り、しっかりとしたコクが感じられるスープです。そしてこのスープの色みを出すための、炒めた玉ねぎの香ばしい香りも、スープの奥から感じられます。

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辛さは 【3辛】 でしたが、結構パンチの効いた辛さで、食べ進む内に頭皮から汗が吹き出て来ました。スープ自体が濃厚なので、これ位の辛さがあった方が、しつこさを感じずに食べれるかもしれません。

ただちょっと、具の野菜の処理の仕方が気になりました。野菜類は素揚げしてあると、食べ易くて良いのですが、このお店では単純にボイルしてあるだけです。
特にピーマンは生のままで、しかも1ヶを半分に切っただけの代物で、食べ難いったらありゃしません。もうちょっと、食べて側の身になってくれても、と思ってしまいました。。。

私自身、「具沢山のカレー」 が好きではないので、野菜たっぷりのスープカレーに対して、厳しい感想を持ってしまうのかもしれません。(私はカレーと具の、“一体感” が好きなのです!)
でもスープ自体は結構美味しいので、“素スープカレー” なんてメニューが在ると、嬉しいですね~。ゆで卵かなんかをトッピングにチョイスしたりして。どーですかね、このアイディア。やっぱりダメでしょうな。(爆)


☆今日のVICK & OTTEY☆

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<確かに今日も暑かった。>

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「水、気持ちいい~!」

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「でも、やっぱ暑いっしょ。」

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カレー通信 Vol.108

≪ボーイズカレー≫ 113店目

梅雨入りしたってのに、今日は どピーカンではないですかァ。あぁ、こんな太陽が眩しい日の昼飯は、そうカレーに限ります。
んでも、今日はちょっとひねりを効かせて、『亜流』 というか、正統派カレーではないメニューを味わう事にしました。

そのお店とは、神保町の交差点を九段下方面に向かって、2分程の所に在る ≪ボーイズカレー≫ です。
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11時30分頃の店内、お客は私の他には2人のみで、ゆっくりカレーが味わえそうです。
そこでオーダーですが、ここはこのお店の名物メニュー 【カレー付きハンバーグ】(\840)を注文です。(もちろん、【チキンカレー】【ポークカレー】 (各\550)も在ります。念のため。)
ハンバーグとカレーのコラボといえば、明大前の ≪はんばあぐはうす ぐずぐず≫ が有名ですが、こちらはいわゆる 「ハンバーグ定食」 に、カレーソースが付いて来るというスタイルです。(夢のようですね!)

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と、ご覧の様に、まさしく 「ハンバーグ定食」 です。

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こちらがハンバーグのお皿のアップです。街の洋食屋さんの、典型的な盛り付けと言えるでしょう。ナポリタン風のスパが、食欲をそそります。いや~、王道ですね。

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で、一方こちらが 「カレー付き」 のカレーが入っている、ソースポットです。独特の形状をしており、初めて目にする器です。
で、そのカレーは、意外とさらっとしています。具は豚肉の細切れだけで、野菜などは良く煮込まれている感じです。

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味わいは、よく言えば “優しい味わい” で、悪く言うと “無個性” と言えるでしょう。本当に、普通の味わいのカレーです。まあ、この味わいの方が、どっしりとした、ハンバーグの味を邪魔しないのかもしれません。

でもね、この国にあまた定食屋は在れど、カレーソースが定食にオプションで付けられるお店は、そう無いでしょう。本当に貴重です。
個人的には、【ハムピラフ】 が気になってます。食べたいな~、このメニュー。。。


☆今日のVICK & OTTEY☆

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<謎の物体X?>


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<OTTEY の肉球ざんす。>


お口直しに、美しい画像を・・・
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<紫陽花をバックに、ポーズ!>

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カレー通信 Vol.107

≪アカシア≫ 112店目

祝! 梅雨入り!!
いや~、いよいよ今年も、あのジメッとした季節がやって来ました。
そんな、ジメッとした季節には、身も心もシャキッとさせてくれる食べ物、そーですカレーがうって付けなのです!
って事で、今日は新宿の老舗洋食店を訪問してみました。

新宿「アルタ」のちょうど裏手に在る、≪アカシア≫ が今日のターゲットです。(それにしてもここの所、老舗洋食屋さんのカレー巡りになっているな、、、)
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ところで、こちらのお店は、【ロールキャベツ】 が名物メニューなのです。私も、20年以上前に、何度か味わった事があります。(当時、一貫(1個の事です)が、¥300位だったような気がします。しょっぱ目のロールキャベツで、ご飯に合う味付けと、記憶しています。)

ですが、当然私はカレーを注文するわけです。選んだメニューは、【極辛カレーライス】(\1,000)です。他のお客さんのほぼ全員が、【ロールキャベツ】 を注文する中、異色のオーダーと言えます。

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運ばれて来たカレーを見て、ビックリしました。正直な所、こんな本格的なカレーが出てくるとは、これっぽちも想像していませんでした。もっと、<典型的な洋食屋さん> 風のカレーが出てくるものだとばっかり思っていたのです。

サラリとしたカレーソースの中に、骨付きの鶏肉が3本鎮座ましましています。この見た目だけでも、本格派カレーの様相なのですが、そのカレーを一口食べてみて、またまたビックリなのです。
微塵切りの玉ねぎと、トマトが良くソースに溶け込んでいるのが伺えます。そして、多くのスパイスが、ホールのままふんだんに使われているのです。
クミン、カルダモン、コリアンダー。ブラックペッパーに、マスタードシードも入っているようです。<印度風カレー> を標榜しているお店でも、これだけスパイスが眼で見てとれるお店は、少ないのではないでしょうか。

「極辛」 と銘打ってますが、チリペッパーの辛さが全面に出ていないので、ガツンとくる辛さではなく、じんわりと効いてくるタイプのカレーです。この辺りの味わいも、本格派という感じですね。

良い塩梅に煮込まれた骨付きの鶏肉は、スプーンとフォークでは食べにくいのですが、ここは行儀を気にせず、手掴みでガブリと食べるのが、流儀でしょう。

いや~、何度も言うようですが、これ程のレベルのカレーが味わえるとは、本当にビックリです。食べてみないと分からないですね、カレーって奴は。

で、結論。私の見解としては、このお店は 【ロールキャベツ】 よりも、【極辛カレーライス】 が看板メニューとして、話題になるべきだと思うんだけどナ~。


☆今日のVICK & OTTEY☆

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「梅雨入りですって。」

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「ぢゃ、お昼ねでも。。。」

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カレー通信 Vol.106

≪キッチン モーリ≫ 111店目

今週は休みを取って、長野・山梨方面へ行って来ました。
となると、当然実家に立ち寄る事になるわけです。で、そーなると、松本市内のカレー屋を訪れたくなるのは、人情というものです。

今回は、私が幼少のみぎりから通っていたお店を、訪問してみました。≪キッチン モーリ≫ です!

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駐車場に掲げられている看板、いいっすネ。『1分ナンテ待たせるもんですか!』、のフレーズ。子供の頃から、慣れ親しんだフレーズで、これを眼にすると、懐かしさが込み上げて来ます。

以前(5年程前まで)は、上土という場所にもお店があったのですが、今はこの蟻ケ崎店だけの営業のようです。
それにしてもこのお店、何年位営業しているんだろー?(お店の方に、聞き忘れました。)私が小学生の頃から地元の人気店だったので、40年以上、50年近く営業しているのではないでしょうか?

店内は相変わらずの様子。ちょっとガタピシした感じが、いっそう郷愁を誘います。
何はともあれ、このお店の王道メニューである、【カツカレーライス】(\900)を注文します。私の記憶の中では、このお店イコール、 【カツカレーライス】 をオーダーしていた、という図式になっている程です。

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先ず、スープがやって来ます。味の薄いコンソメ・スープ、といった感じですが、具に長ネギが入っている辺りが、涙ものです。。。

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皆さん、どーですか? この素晴らしいヴィジュアル!
“昭和” の香りが全面に漂う 【カツカレーライス】 です。銀色のプレートに、カレー、キャベツ、ナポリタンが、三色丼さながらに配置されています。
このお皿が、目の前に運ばれて来ただけで、“感動” の一言です。余計な言葉は、もう必要有りません。

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当然、ウスターソースを掛けちゃいます!
“もったり” として、微妙に甘めなカレーは勿論の事、5mm. 厚の薄めのカツは、高温でカリッと揚げられていて、私のハートを思いきり鷲掴みです。

もうね、味云々では無いですね。こーなってしまうと。ここより美味しいお店は、星の数ほど在りますけど、このお店の代わりは、在りませんからね~。
無くなったら、寂しいですね。ココは。。。

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ちなみにこちらは、嫁が注文した 【チキンライス】(\700)です。シンプルですが、大き目の鶏肉がごろごろ入っています。


☆高原のVICK & OTTEY☆

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<八ヶ岳の麓(小淵沢)のコテージに、泊まってみました。>

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<アジリティーで、跳躍するVICK。>

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<アジリティーの新しい用途を発見した、OTTEY!>

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<疾走する VICK。>

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<脱力系の OTTEY・・・>

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<オッ、OTTEYサン。意外と走るぢゃないですか。>

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カレー通信 Vol.105

≪煉瓦亭≫ 110店目

今日は、会社から5分ちょっとの銀座3丁目に在る、超有名老舗洋食店、≪煉瓦亭≫ を訪問してみました。
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銀座の数ある洋食屋の中で、不動の地位を築いていて、【ポークカツレツ】【元祖オムライス】【ハヤシライス】 などで有名なお店です。
かの池波正太郎も、【ポークカツレツ】 をツマミにビールを飲み、【ハヤシライス】 を締めに食べていた、というのは余りに有名です。

で、洋食屋ですので、もちろん 【カレーライス】(\1,200) もあるのです。私ですか?当然 【カレーライス】 を注文しました。(『カレー通信』 ですから!)

11時30分頃に訪れましたが、店内はほぼ半分ほど埋まっていました。さすが、人気店ですね。

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10分程待ったでしょうか。【カレーライス】 がやって来ました。
う~ん。真っ白なライスと、褐色のカレーが、チェックのテーブルクロスに映えますね。

見た目は非常にシンプルで、<お家系カレー> の印象です。具も、ブロックの豚バラ肉と、玉ねぎのみで、両者とも良く煮込まれて、トロトロです。

さてさて、その 【カレーライス】 ですが、食べてビックリ!でした。
まずソースですが、小麦粉は使っているのでしょうが、もったりとしていなく、どちらかと云うと、サラッと系のソースです。
そして特筆すべきは、そのソースの味わいの深さです。洋食屋さんのカレーは、時としてブイヨンと玉ねぎの甘みが前面に出て、ある意味画一的な味わいになってしまう事があるのですが、ここ ≪煉瓦亭≫【カレーライス】 は、味に深い奥行きを感じさせてくれるのです。
口当たりが非常にサラッとして、優しい味わいなのですが、徐々に口の中に旨味が広がって行きます。まさに “滋味” とも云うべき味わいです。
この深い旨味のベースは、このお店独自のブイヨンの採り方と、その利かせかたの妙にあると思うのです。和食の出汁の採り方に、「引き上げ昆布」 という手法がありますが、まさに味が付くか付かないか、その瞬間を見極める眼の様なものが感じられます。

これ以上ベースのスープが強いとくどくなり、また弱くても味が貧弱になってしまう。このギリギリのポイントが、このカレーの奥に潜んでいる気がします。
長年、守られてきたお店の伝統を、このシンプルな 【カレーライス】 の中に見たような気がします。

<ショップカード>
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☆昨日のVICK & OTTEY☆

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<おや、ウルトラ・セブンと対決ですか?>

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<おっと、VICKさんが、勝利した模様ですね。>

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<ところで、OTTEYさん。背中に何か、乗っかってますケド。。。>

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