« 咖哩通信 Vol.54 | トップページ | 咖哩通信 家庭編(18) »

咖哩通信 Vol.55

≪インド風カリー≫(店名不明) 59店目:64食目

今日は、、、 店名が無い事で有名な、カレー屋さんを訪問してみました。
「三越前駅」 で下車し、すぐ。ビルが立ち並ぶ街並みの中で、一軒だけ異彩を放っている建物が、眼に飛び込んで来ます。

Pc010243   Pc010244
蔦が絡まるその外観は、無機質なオフィス街に在っては、時代に取り残された遺産の様です。
通称、『インド風カリー』 がそのお店です。

11時30頃に着いたので、まだお客さんの数はまばらでした。
席に着くとか着かないかの内に、お姉さんの、「計、5個~!」 の掛け声。
何故か。このお店には、メニューがひとつしかないからです! ですから、お客さんが入って来る度に、「いっこ~!」 といった、注文の符丁になっているのです。

“昭和” な香りが色濃い店内で眼を引くのは、テーブルの上にが鎮座ましましている、水が入った銀色の薬缶です。
そして、噂の 「ヨーグルト・パウダー」 がさりげなく置かれています。この容器の中身、本当は 「粉チーズ」 なのですが。。。
Pc010248
この、「ヨーグルト・パウダー」 に関する逸話は、小野員裕さんの 「東京カレー食べつくしガイド 104/380店」 に記されています。

Pc010246
【インドカリー】(\1,200) が、あっと言うまにやって来ました。
サラサラの 「インド風」 のソースには、チリの赤い粉が浮いています。そして、具は豚肉・ジャガイモ・人参・玉ネギと、<お家系カレー> の王道の内容です。
この、対照的な取り合わせが、興味をより一層ソソリます。

ソースを一口。辛さよりも先に、ベースのスープの味が感じられます。鶏ガラと野菜で採った様な、さっぱりとしていながらも、旨みが凝縮した味わいです。
その後から、唐辛子の辛さが、口の中を刺激します。“激辛” ではありませんが、しっかりとした辛味で、薬缶の存在にも納得です。
それでも、その他のスパイスの香りや味わいは、それ程感じません。唯一、ニンニクの味わいを感じる位でしょうか。

サラサラのソースを除けば、刺激もチリの辛さ位で、具材のラインアップを考えると、どちらかと言うと、<お家系カレー> の範疇に入るカレーだと感じます。
“もったり” したカレーが好きな方には、この具で ¥1,200 という価格は、ちょっと高く感じるかもしれません。

それでも、ちょっと “後を引く味” のカレーである事には違いありません。だって、次々にお客さんが入って来るんですもん。
店を後にする頃には、お店のお姉さんの、オーダーを通す声に、徐々に気合が入って来たのが、しっかりと感じられました。

|

« 咖哩通信 Vol.54 | トップページ | 咖哩通信 家庭編(18) »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/43271/4391980

この記事へのトラックバック一覧です: 咖哩通信 Vol.55:

« 咖哩通信 Vol.54 | トップページ | 咖哩通信 家庭編(18) »