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咖哩通信 Vol.27

≪ムルギー≫ 30店目:34食目
資格試験が終了し、一段落着いたので、「Curry 活動」を本格的に再開したいと思います!(ぱちぱち・・・)
で、伸び伸びになっていた、「女性がオーナーのお店」 の訪問を実行してきました。

そこで本日は、老舗を訪問する事にしました。場所は渋谷。渋谷といっても、オシャレ(渋谷がオシャレな街とは、全く思わんが。。。)とは無縁の、風俗店とラブホテルの混在する “百軒店” にそのお店は静かに佇んでいます。
情報によると、同店の開店は、昭和26年!! 移り変わりの激しい東京で、しかも渋谷という場所で、50年以上も営業を続けている事は、奇跡に近い出来事でしょう。

そうです、≪ムルギー≫ です! 呼び込みのお兄ちゃんに声を掛けられつつ、扉を開けます。店内は、まさに時間が止まったままなのです。銀座の老舗のバーで感じる、どこか埃っぽい時の重みが、薄暗い店内のそこかしこに沈殿しています。(陰翳礼賛!)

このお店では、カレー(カリー)は一種類のみです。玉子入りか、そうでないかの、二者択一です。ここは当然、【玉子入りムルギーカリー】(\1,000)を注文します。
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薬味は、「紅しょうが入り福神漬け」 と 「壷漬け」です。このレトロ感も堪りません。

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いよいよやって来ました。登山者を寄せ付けない、アイガー北壁の如く、ライスが聳え立っています。そして真っ白な雪を抱いた山の麓には、ルーの湖がその黒光りする水面を湛えています。
早速、山の稜線を少し、湖へと崩落させます。ひとくち口に運ぶと、深~い味わいが広がっていきます。
どう表現すれば良いのでしょうか? 野菜とお肉の旨みが、じっくり煮込まれて、旨みの頂点に達したギリギリのラインで、仕上げられた。そんな感じでしょうか。このカレーの味わいは 、“ビルマ風” などと言われていますが、「どこだって良いじゃん! “ムルギー風” で!」 って感じですね。(ちなみに “ムルギー” は、ヒンドゥー語で 「鶏肉」です。)
その味わいに心を奪われたが最期、鋭角に聳えていた山は、あっという間にその標高を下げてしまうのです。

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そして、お皿の端に申し訳なさそうに佇む、“チャツネ”。コレをスプーンにちょっと取って、ルーと合わせると、味により一層深みが増してきます。

まあ、お店の歴史よりはるかに年下の若造が、何だかんだ御託を並べても・・・ っていう事でしょう。兎に角、今でも ≪ムルギー≫ は、あの街角に佇んでいるのです。
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≪一風堂≫ (ラーメン屋じゃないですよ。知ってます?このお店。あの土屋正巳のバンド、“一風堂 はこのお店から名前を拝借したのですヨ。まあ、今で言う “ドンキ” みたいなお店でした。)が姿を消し、≪喜楽≫ もその佇まいを新しく変えた街並みで、このお店だけは、時の流れから隔離され、大切にタイム・カプセルに入れられたままで、10年後もこの場所に在って欲しい。心からそう思うのです。

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